働き方紹介
Work style introduction
Work style introduction
漁師さんと
共に
“大漁”を
目指して
第一事業部
定置ユニット
東京営業所
谷村 佳南
岩手大学卒業
2021年4月入社
日々の仕事のこと
漁港に
通うほど
成長を
実感できる
入社後すぐに東京営業所の定置ユニット部門に配属され、日々漁港に通う生活も今年で3年目を迎えます。 東京営業所が担当する千葉県から和歌山県という広域の営業エリアのうち、私の担当は千葉県·神奈川県ですが、この隣接した地域でも獲れる魚が異なり、定置網漁業者の狙う魚に合わせた、きめ細かな漁具や資材の提案が求められます。 網をはじめ多くの資材はオーダーメイドで、重く沈む網が良いのか、潮に流されても形状回復できる網が良いのかなど検討するポイントが膨大にあり、私はまだまだ勉強中。案件をこなすごとに知識を増やし、最適な提案ができるよう励んでいます。 また、設置した定置網漁場の点検を行うこともあります。早朝から漁師さんと漁船に乗り、定置網内に水中ドローンを潜水させて、魚の入り具合や網の欠損などを確認。 その結果に応じて網の改善や新たな資材の提案を行います。こうして漁場に赴くたびに魚や漁に関する新たな知識や発見があり、次の提案に活きてきます。
働きがいのこと
漁師さんとの
何気ない
会話が楽しい
定置ユニット初の女性営業ということもあり、入社当初は職人気質な漁師さんとの意思疎通に戸惑うこともありました。 しかし、この3年でコミュニケーションスキルが磨かれ、漁港で皆さんとお話する時間は楽しみの一つになっています。 印象的だったのは、定置網の資材を納品した漁師さんから「ぜんぜん獲れないじゃないか!」と言われたときのこと。 「提案が悪かったのか?」と不安になっていたところ、数日後にその方から、納品した網にたくさん魚が入っている写真がポンと送られてきたのです。 写真を見ただけで漁師さんの喜びや人柄が伝わってきました。言葉は少くても気持ちが通じる関係性を築くことができていると、うれしくなりました。
働きやすさのこと
部門を超えて
頼れる先輩たち
がいる安心感
週に3日ほど現場に出ているため、別エリアを担当するチームの先輩たちとは数日顔を合わせないこともあります。それでも、分からないことはいつでも電話で相談に乗ってもらえるので、不安はありません。 どんな質問にも丁寧に答えてもらえますし、「あなたはどうしたいの?」と考えを聞いてもらえることで、自分の中に培った経験と知識を組み合わせて考え、提案する力が鍛えられています。 また、私の素朴な疑問点を、部門を超えて教えてもらえることも。この「人を育てる」風土は当社共通のものかもしれません。研修制度も整っており、特に私は網を縫う研修を経験したことが業務に役立っていると感じます。 当社の網は裁断したあと手縫いで仕立てるため、工場を実際に見学して自分の手で縫ったことで、漁師さんに「この網はどんなふうに作っているの?」と聞かれても実感と自信をもって答えることができています。
これからのこと
休日も
頭の隅には
漁業のこと
プライベート面では、年間休日が120日あり、上司も積極的に有給休暇を取得しているため、私も気兼ねなく休むことができています。休日は学生時代から続けているアーチェリーをしたり、友人とでかけたり、心身のリフレッシュに充てています。 ただ、そんな休日でもTwitterを開くとつい漁港の水揚げ情報を見てしまいますね。やはり漁業が好きなので、仕事とプライベートを分けているつもりでもいつも頭の片隅で気にしている自分がいます。 漁業は担い手不足が深刻だと言われていますが、近年は女性の漁師さんも増えつつあり、家族経営で踏ん張っている漁場も多くあります。これからもっと経験を積み、漁師さん目線で柔軟な提案をすることで、日々の“大漁”を支える力になりたいです。
現場に寄り添い
トータル
サポート!
第一営業部
養殖ユニット
九州営業所
久保 裕史
九州産業大学卒業
2017年4月入社
日々の仕事のこと
新しい現場に
行くたび
新たなニーズ
日東製網に入社してくる人は大学で水産を学んできた人も多いのですが、私は業界のこともほとんど知らず入社しており、本当にここでやっていけるかなと最初は不安でした。そんな私も入社3年目からは上司から離れ、本格的に一人で、養殖事業を手掛けるお客様に対して営業活動を行っています。現在は大手水産会社を担当させていただいており、新漁場の設計から施設の設置、生簀網などの資材の調達まで幅広くお手伝いしています。 この仕事が面白いのは、お客様の現場それぞれに違うニーズがあるということ。全国各地の地域によって、海の地形は異なり、海流の状況が異なりますし、その環境に適した施設や生簀網の設計をお客様の現場の声を聞き取りながら形にしていくことが必要になります。また、そこで行われる業務についてもお客様ごとにノウハウがあるため、そこにあるニーズをいかに拾い上げるかと工夫することが営業のやりがいの一つです。
働きがいのこと
学んだ全部を
かけて
漁場の成功を
目指す
昨年私ははじめて大きな漁場のコーディネートを手掛けたのですが、これはいままで学んできた全ての知識、経験が試されるような現場でした。 まずは海域の調査からはじめ、その漁場の特性と、お客様の業務のやり方に最も合う養殖網を自分で設計しました。日東製網には設計の専門家もいますが、現場に通い、お客様をよく知っている自分が基本の設計をした方がニーズに合わせられるため、この作業は人に任せられません。しかし、自分の判断が間違っていないかとプレッシャーは大きかったですね(笑)。 この案件は約3ヵ月で現場の設置作業を完了させましたが、準備には丸2年ほどかかっており、本当に長く関わり続けた案件でした。しかも養殖網を納品しただけではひと息つけず、その漁場で無事に魚が出荷されたという知らせを聞くまでは、私の中では仕事が終わらないのです。 そうやって常に意識し続け、良いものを提供しようと務めてきたからこそ、成功したと思えたときは大きなやりがいを感じました。
働きやすさのこと
やりたいことを
後押しして
くれる
日東製網は、上司が若手のやりたいことをじっくりと聞き、サポートしてくれる会社です。 そもそも私の手掛けている養殖網は、お客様ごとにオーダーメイドで設計するのがあたりまえで、営業についても「こうすれば良い」という決まったやり方はありません。だからこそお客様に向き合う営業一人ひとりが、どのように答えを出すかを真剣に考えていくのですが、日東製網の上司はそんな私たちの考えを聞いて、「それはおもしろいんじゃないか」とか、「もう少し工夫してみた方がいい」とか積極的にアドバイスしてくれます。少々型破りでも、オリジナリティのある提案の方がお客様の印象に残るだろうと、許容範囲を広くして見守ってくれているのでしょう。 そんな環境だからこそ私も自分の営業スタイルを作ってこられたのだと思います。
これからのこと
目指したいのは
現場の
スマート化
いま日本では、肉より魚が高いこともあり、魚離れが進んでいます。もしそんな傾向が続けば、魚を食べる日本の文化が少しずつ失われていくかもしれません。日本でこれからも美味しい魚が食べられるようにするためには、私たちも責任を持ち、コストを抑えて美味しい魚が供給できる仕組みを支えていかなければならないと思います。 水産業に関わる人たちを現場で見ていると、毎日本当に朝早くから働いておられ、体力的にも大変な仕事だと実感します。私たちの提案でそんな現場をスマート化(省力化)できれば、コスト削減にもつなげられるかもしれません。 また漁業は人手不足が深刻な業界ですが、そこに人を呼び込むことにもつながりそうです。まだ私は勉強中で一歩先のテクノロジーの提案などは苦手ですが、今後はIoT関連についても積極的に情報を収集し、現場を変えていく提案をしていきたいと考えています。
仕事も
プライベートも
新しい挑戦に
全力投球!
製造管理部
製造管理課
甲斐 健聖
愛知大学卒業
2020年4月入社
日々の仕事のこと
野球が
つないだ縁で
網づくりの
世界へ
小学校から野球をはじめ、大学卒業後は地元の社会人野球チーム「福山ローズファイターズ」でプレーしていました。日東製網はこのチームの支援企業の一つで、野球に使われるスポーツネットも製造している企業だと知り、ご縁を感じて入社しました。 私が所属する製造管理部が担うのは、営業と工場の橋渡しが役目。当社の製品は浮き一つとっても多様で、特に網は全てオーダーメイドで、多くの職人が関わって仕上げます。 全ての製品を納期通り確実に生産してお客様の満足につなげるためには、営業からの発注を取りまとめ、効率的な生産計画を立てることが不可欠。製造管理部ではこの生産計画を作成し、新規案件が発生するたびに優先度や効率を見極めて調整を行い、全体を俯瞰しながらスムーズな工場運営をサポートしています。
働きがいのこと
営業の
先にいる
お客様の姿を
思い描いて
北海道から九州まで全国の営業から問い合わせをもらう中で、私が大切にしているのは、できる限りその場で対応を完結させること。当たり前に思われるかもしれませんが、何事も先送りにせず解決することで納期遅れや出荷ミスをなくし、急な変更やトラブルにも柔軟に応じることができます。 営業からの電話の先にいるお客様は、例えば遠洋の漁から寄港するわずかなタイミングで新しい網を積み込みたいのかもしれません。私たちが的確な生産計画を立てて期日に納品することで、お客様は予定通り漁に出られるのです。 また、工場側でも製造した網をすぐに出荷するのか、しばらく倉庫に置いておくのかを把握していれば、一手先を考えて無駄なく作業ができます。製造管理とは単なる取りまとめ役ではなく、全体を見渡して業務を円滑に進めるための監督役なのだと感じています。
働きやすさのこと
オフの充実が
良い仕事に
つながる
仕事中は日々状況が変わり、迅速な対応が求められて大変ではありますが、困ったことがあれば上司や同僚に気兼ねなく相談でき、のびのび働くことができています。 また、私は現在も野球を続けており、休日はもっぱら野球やトレーニング。大好きなことを心から楽しむ時間が、確実に仕事のモチベーションにつながっています。 仕事に真摯に取り組み、オフは思い切り野球に打ち込む。体力が続く限り仕事と野球を両立していきたいと思います。
これからのこと
挑戦を続けて
自分の幅を
広げたい
当社には、社員全員で業務に取り組む空気感があり、中でも若手の挑戦を歓迎し、後押ししてくれる環境だと思います。 例えば、海に流出した廃棄漁網やロープなどが「ゴーストギア」と呼ばれ、社会課題となっていることを受け、当社では2022年、廃棄漁網から新たな商品を生み出すプロジェクトを発足。さまざまな部署から集結した若手中心のプロジェクトに私も参加していて、初めての商品開発に取り組みました。 他拠点や製造会社の協力も仰ぎながら、廃棄漁網をバッグとして蘇らせて販売し、お客様から支持をいただけたことはチーム全員の自信になっていますし、部署を超えた関係もつくることができました。 日東製網は110年以上の歴史ある企業ですが、歴史を踏襲するだけでなく、これからの100年に向けて若手の意見を取り入れながら成長する企業風土が育まれていると実感できた経験でした。これからも多くのことに挑戦し、日々の業務に励み、自分の幅を広げたいと思います。