カスタマーストーリー/
PT.LUCKY様
Case study

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プロフィール

PT.LUCKY様

インドネシアに拠点を置く水産養殖会社。水産部門と加工部門を持ち、約80名が勤務。同社の手掛けるマルコバンは台湾原産品種を丁寧に育てることで高い評価を得ており、「幻の銀」という名称で日本市場にも流通。

以前の課題

養殖業への転向を考えるが、
事業のノウハウが圧倒的に不足していた

天然マグロの加工業としてインドネシアに設立されたPT.LUCKYですが、マグロの水揚量の減少が続く市場環境を考慮し、2003年に養殖業への転向を模索します。しかし、インドネシアの養殖技術は他国に比べて遅れており、せっかく養殖業に乗り出しても挫折する会社が続出。特に回遊魚の海面養殖はエビのポンドカルチャーに比べて難易度が高いと認識されていました。
PT.LUCKYのウィリアム社長の父である先代のミサイ社長は、「必要な設備を安く揃えることだけ考えていてはダメだ。成功を収めるためには、漁具だけでなく、ノウハウも提供してくれ、長くバックアップしてくれる会社と組まないと」という点を重視。そんなパートナー探しの結果、日東製網と出合ったのです。

日東製網のご提案

最適な漁具の提供はもちろん、
安定した養殖事業をトータルでサポート

養殖業をゼロから立ち上げるためには、さまざまなノウハウが必要です。日東製網は資材の提供だけでなく、事業のトータルサポートを約束しました。養殖を安定して行える場所を選定し、そこにどのような生簀をつくるべきかをご提案することはもちろん、PT.LUCKYが目をつけたマルコバンの稚魚を安定して育てる方法や、より健康に、より早く育成する飼料の作り方と与え方、病気を防ぐ方法などについてノウハウを持つ専門家とのマッチングもサポート。
またスタートから10年間は定期的に現地を訪れてメンテナンスを行い、漁具を調整する技術を現場の皆さんに伝えることで、彼らが自立的に運営できるよう支援していきました。

お客様の現状

養殖魚種を増やしつつ事業を拡大
今後も積極的にビジネスを広げていく

他社があまり取り扱っていない魚種の養殖に成功したことでPT.LUCKYの養殖ビジネスは順調に軌道に乗り、2014年頃には新しい魚種バラマンディの養殖にもチャレンジすることに。世界的に需要が見込めるこの魚種の養殖も日東製網とのパートナーシップで成功させ、さらにビジネスを広げることができました。
また漁具の状況について尋ねてみると、日東製網の網は20年経ったいまもメンテナンスしながら良好な品質を保っており、この品質の高さもほかの企業にはない魅力だそうです。PT.LUCKYは今後も既存魚種の生産拡大と新しい魚種への挑戦を行っていく予定で、日東製網の幅広いネットワークと提案力に大いに期待してくださっています。

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